内田 誠

代表執行役社長兼最高経営責任者内田 誠

2022.5.20

  • FACEBOOK
  • Twitter

今まで培った電動化技術を結集させ、日本の電気自動車、軽自動車の歴史に、新たな1ページを刻むモデルです。

本日は、日産自動車、三菱自動車、NMKV、3社の共同プロジェクトである、新型軽EVのオフライン式を迎えることできましたことを、大変うれしく思っています。

本日オフラインした2つのモデルは、3社の共同プロジェクトとして、4モデル目となる新型車です。日産としては、日本市場の約4割を占める軽マーケットに投入する、量産モデル初めての電気自動車となります。

2011年にNMKVを設立し、協業を開始した当初は、様々な苦労がありました。
しかし、プロジェクトを通して、互いを理解し、ともに成長することで、それぞれの強みを生かした、我々だからできる、魅力的なモノづくりができるようになってきました。
今回の新型軽EVは、その象徴となる商品に仕上がったと思います。

車名は、「日産サクラ」です。これからの電気自動車の時代を美しく彩り、日本を代表するモデルになって欲しいとの想いを込め、日本を象徴する花である“桜”から名付けました。

「サクラ」には、日産がこれまで培った電動化技術を結集させました。軽自動車の概念を覆す、EVならではの力強い加速と滑らかな走りと、高い静粛性を兼ね備えています。 バッテリーの総電力量は20kWh、補助金込みの実質購入価格はメイングレードで180万円台からとなる、この「サクラ」は、日常生活で安心してご利用頂ける航続距離を確保しています。

さらに、バッテリーに蓄えた電気を自宅に給電することで、家庭の電力として使用することも可能です。もしもの時には、走る蓄電池となり、非日常用電源として充分な能力を発揮します。このクルマを通じて、より多くのお客さまに、電気自動車の素晴らしさに触れていただきたいと思っています。

日産は、2010年に「日産リーフ」を世に送り出して以降、電気自動車やe-powerなど、82万台以上の電動車両を、日本市場に送り出してきました。この間、常に技術を磨き、お客さまの期待を超える価値とワクワクする体験をご提供してきました。

また、電気自動車を普及させるため、国や自治体と共に、充電インフラの整備や、周辺環境の整備にも取り組んできました。さらに、日本が抱える環境負荷低減や災害対策などの課題を解決するため、2018年からは、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」活動も推進しています。

日産は、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、昨年、長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」を策定致しました。このビジョンのもと、今後5年間で約2兆円を投入し、電動化を加速してまいります。そして、グローバルで15車種の電気自動車を含む、23の電動車両を投入する予定です。

今日、オフラインした「サクラ」は、日本市場において「リーフ」、「アリア」に続く、電気自動車となります。今年度を新たな電気自動車元年と位置付け、今後、更なる普及に取り組んで参ります。

「日産サクラ」、そして「ek クロスEV」は、アライアンスを象徴する、日本における電気自動車の「ゲームチェンジャー」になると確信しています。
そして、日本の電気自動車、軽自動車の歴史に、新たな1ページを刻んでいきたいと考えています。

Presentation

← Visible Kit TOP