エコドライビング

ハイパワーと低燃費を両立。
直噴MR20DDエンジンをはじめ、アイドリングストップ、エクストロニック マニュアルモード付CVT、低燃費タイヤ、さらに車両の軽量化、空力性能の向上などにより、トルクフルな走りと燃費性能をともに追求しました。
MR20DDエンジン[ガソリン車] / MR20DDエンジン+RM31モーター[ハイブリッド車]
MR20DDエンジンは、シリンダー(気筒)内へ燃料を直接噴射する直噴化により、熱効率を高め、低燃費と高トルクの両立を実現。ハイブリッド車のエンジンは、ハイブリッドシステムに合わせて細部まで最適化。RM31モーターとの組み合わせにより、圧倒的なハイパワーを発揮します。
[MR20DDエンジン]
最高出力:108kW(147PS)
最大トルク:207N・m(21.1kgf・m)
総排気量:1.997L
[MR20DDエンジン+RM31モーター]
システム最高出力:134kW(182PS)
●エンジン
最高出力:108kW(147PS)
最大トルク:207N・m(21.1kgf・m)
総排気量:1.997L
●モーター
最高出力:30kW(41PS)
最大トルク:160N・m(16.3kgf・m)
エクストロニック マニュアルモード付CVT
ステップ変速制御により、不必要なエンジン回転数の上昇を回避させることで、優れた燃費性能に加え、ダイレクトかつリズミカルな加速もサポートします。
クルーズコントロール[メーカーオプション]
クルマが車速を一定にコントロールするので、平坦な高速道路などでエコドライブに貢献。運転の疲労も軽減します。
アイドリングストップ
普段どおりの運転で状況に応じてクルマ自身が判断してエンジンを停止(アイドリングストップ)し、エコドライブを行って経済的な走行を実現。ブレーキを離す、またはステアリングを動かすとエンジンは再始動します。
●アイドリングストップ中でもオーディオやナビは使用できます。エアコンは送風に切り替わります。またガソリン車は、アイドリングストップOFFスイッチを押しておけばアイドリングストップが作動せず、冷房や暖房を優先使用できます。
※アイドリングストップにはさまざまな作動条件や、安全のために守っていただきたい事項があります。詳しくは取扱説明書をご覧ください
ECOモード*5
ECOモードスイッチを押せば、アクセル操作の補正やCVTのレスポンス、変速スケジュールをトータルに制御。エコな発進をサポートするスムース発進アシストと、不要なエンジン回転数の変動を抑制するスマートレブコントロールにより、実用燃費を向上させます。
その他のメカニズム
優れた空力性能
高い走破性を得るために車両姿勢を高く保ちながら、空気抵抗を最小限に抑え、燃費性能を向上。フロントピラーまわりのスムースな空気の流れは、風切り音の低減にも貢献します。
軽量ボディ
ボディの構造やバンパーシステムの見直しに加え、樹脂バックドアの採用などにより軽量化を実現。燃費を向上させています。
低燃費タイヤ
走行中の転がり抵抗を低減した低燃費タイヤを採用。優れた燃費性能と、頼もしい走行性能を両立させています。
高性能サスペンション
フロントにストラット式、リヤにはマルチリンク式のサスペンションを採用。あらゆるシーンで優れた操縦安定性と、乗る人すべてがくつろげる快適な乗り心地を実現しています。
4輪ベンチレーテッドディスクブレーキ
放熱効果が高く、優れた制動力を発揮するベンチレーテッド式を4輪すべてに装備しています。
優れた静粛性
タイヤからのノイズを効率よく低減する吸音タイプのリヤホイールハウスライナーの採用などにより、前後席でも会話が楽しめる静かな室内空間を実現しています。
注記
*1 燃料消費率は定められた試験条件での値です。お客さまの使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)、整備状況(タイヤの空気圧等)に応じて値は異なります。
*2 2WD 2列シート全車と20S Vセレクション。
*3 20S Vセレクションを除く4WD全車。
*4 ハイブリッド車の燃料消費率は、ECOモード(アクセルオフ回生量:多い)条件での値です。
*5 スムース発進アシスト、およびアダプティブシフトコントロールは、お客さまの運転操作の意図を汲んで“スムース&アダプティブ”に制御しているものですが、ECOモードがONの状態では、“スムース&アダプティブ”の制御は燃費がよい状態に固定されます。

ハイブリッドシステム

モーターとエンジンの得意な領域を上手に使い分け、状況に応じて効率のよい走りを選択。
発進から高速までの幅広いモーター走行領域。エンジンとモーターによる圧倒的なフル加速性能。エンジンで効率よく走行しながらの発電。そして減速エネルギーを電気に変換する回生ブレーキ。エクストレイルは、モーターとエンジンそれぞれの特性を最適にチューニングすることで、高いエネルギー効率と走らせる楽しさを追求しました。
発進時/信号待ち(クリープ)/ 中高速(バッテリー残量が多い場合)*6
モーターだけで走行し、静粛性と低燃費を両立。クラッチ1:OFF / クラッチ2:ON
中高速または
バッテリー残量が少ない場合
エンジンで走行しながらモーターで発電。
クラッチ1:ON / クラッチ2:ON
減速
エンジンを停止し、
回生して効率よく発電。
クラッチ1:OFF / クラッチ2:ON
全開加速
エンジン+モーターで、
パワフルに加速。
クラッチ1:ON / クラッチ2:ON
※イラストは4WD走行時。仕組みを説明するためのものであり、実際の配置とは異なります。
環境性能と走行性能の高次元の両立。
「グリルシャッター」の採用など、燃費性能を追求
ラジエータの前面にグリルシャッターを設置。高速巡航走行など、エンジン冷却要求が低いときに閉じることで空気抵抗を低減、さらにフロア下の空気の流れを向上し、クラストップレベル*7の空力性能(Cd値)を実現。ハイブリッド専用の低燃費タイヤも装着し、燃費性能を追求しています。
低燃費に貢献するEV走行領域の広さ
ハイブリッド車は、街中での走行シーンのうち約3/4をEVで走行することが可能*8。さらに高速走行シーンでも圧倒的なEV領域の広さを実現*9。全速度域でモーター走行できる頻度を増加させ、ロングツーリングでの実用燃費を大幅に向上させています。
圧倒的なハイパワーも、ストレスの少ない静かで快適な走りも
アクセルを踏むと、モーターアシストならではの素早い反応で、2.5Lエンジン車を凌駕する発進加速性能を発揮します。さらに低速から全域にわたって高トルクを発生し、あらゆる速度領域で余裕のある走りが実現。同時に、通常の走行をカバーできる幅広いEV走行領域により、静かで振動のない走行も可能。
ECOモードを使えば、アクセル操作の補正やCVTのレスポンスなどがトータルに制御され、乗り味がマイルドになり、より静かで快適な省燃費走行が実現します。
優れた回生協調ブレーキシステム
回生ブレーキと摩擦ブレーキの割合を最適に調整することで、ブレーキ操作で失うエネルギーのうち、約90%(社内調査値)が回収可能。
さらに、ECOモード選択中に、アクセルOFF時の回生エネルギーをより多く回収できる設定とし、「アクセルで回生量をコントロールしながら速度調整できるシーン(回生できる機会)*10」を増加。アクセルを穏やかに踏んで燃費向上を狙う“ふんわり操作”も容易になりました。
日産独自のテクノロジー。
先進ハイブリッドシステム
インテリジェント デュアル クラッチ コントロール(1モーター2クラッチ方式)
1つのモーターで走行と発電を行う効率的なシステムを採用。モーターの回転を素早く制御して、2つのクラッチをつなぐときやエンジン始動時のショックを絶妙に吸収。この高度な制御技術が、燃費・環境性能を高めながらレスポンスに優れた軽快な走りをもたらします。
低燃費の理由は、エンジンの“完全分離”
エンジンとモーターを完全に切り離すことで、モーターのトルク負担をなくし、優れた低燃費や高効率のエネルギー回生を実現。 これによりEV走行領域が広がり、優れた燃費性能やレスポンスのよい走り、静粛性を実現しています。
ハイブリッド専用 直噴MR20DDエンジン&エクストロニック マニュアルモード付CVT
ハイブリッドシステムに合わせて最適化した専用MR20DDエンジンを開発。低フリクションオイルシールの採用などによりエンジンの基本性能を向上させ、システム全体の改善により低燃費を達成。エクストロニック マニュアルモード付CVTはハイブリッドシステムの省スペース化にも貢献しています。
「ハイブリッド」×「インテリジェント 4×4」
4WD車には、ガソリン車同様、圧倒的な悪路走破性を発揮するインテリジェント 4X4を搭載。機械式4WDならではの頼もしいハイパワーが、ハイブリッドでも実現します。
注記
*6 始動直後、バッテリーの残量が少ない場合や、アクセルの踏み込み量が大きい場合はエンジンがかかります。
*7 2.0Lクラス SUV車。
*8 街中でのEV走行頻度(社内調査値)。
*9 一定速での高速走行中、アクセルOFFにするとエンジンが停止し、完全なEV走行に切り替わります。ただしバッテリーの残量低下時など、必要に応じてエンジン駆動に切り替わります。
*10 車速約20km/h~100km/hでの速度調整。市街地などでは、周囲の状況に応じて加減速を繰り返すシーンにて、低アクセル開度でより多くの回生エネルギーを回収しながら走行できます。