エンジン回りの消耗品
オイル

エンジンオイルの基礎知識

オイルは人間の体に例えると血液のようなものです。
汚れたオイルはエンジンの寿命を縮め、焼き付きなどの致命的な故障の原因となります。

エンジンオイルのはたらき

エンジンオイルは、エンジンの動きを円滑にするだけでなく、エンジン内部をキレイにしたり、温度の上昇を防ぐなど、いくつもの役割を果たしています。

  • エンジンの動きを滑らかにして摩耗やサビを防ぐ

  • エンジン内部の汚れを分散してキレイにする

  • 高温になったエンジンを冷やす

放っておくと…

放っておくと…
  • パワーが落ちる

  • エンジンから異音が出る

  • 燃費が悪化

点検・交換の目安
5,000km走行ごと または6か月ごと

エンジンオイル選び

搭載しているエンジンのタイプはクルマによって異なり、それぞれに適合するエンジンオイルが用意されています。
エンジン本来の性能を発揮するために、必ず指定のオイルを使用してください。

  • ※詳しくは各販売会社のカーライフアドバイザーにお問い合わせください。

オイル表示の見方

オイル表示の見方 オイル表示の見方

1APIサービス分類

オイル表示の見方

APIサービス分類はオイルの品質分類でアルファベット2桁で表示されます。1桁目は「S」あるいは「C」で始まり、「S」がガソリンエンジン用、「C」がディーゼルエンジン用であることを表します。2桁目はグレードを表し、ガソリンエンジンオイルは現在「P」が最高グレードです。

2SAE粘度

SAE粘度

オイルの粘度を表す番号で、この番号によって、使用条件に最適な粘度のオイルを選ぶことができます。

3API(アメリカ石油協会)マーク

API(アメリカ石油協会)マーク

ドーナツマークは、APl認定テストに合格したことを示します。

4ILSAC(潤滑油国際標準化及び認定委員会)マーク

ILSAC(潤滑油国際標準化及び認定委員会)マーク

API認定テストに合格し、更にILSAC(日米の自動車工業会で組織する委員会)燃費テストに合格したことを示しています。現在はGF-5がILSACの最高規格となっています。

SPストロングセーブ・X 0W-20

SPストロングセーブ・X 0W-20

近年の新型車の多くに使用されている省燃費オイルです。

  • 低粘度オイルで燃費回復!

  • 0W-20は低粘度の“さらさらオイル”

  • ※0W-20オイルは指定車専用オイルです。
詳しくはこちら

NISMOスポーツオイル

NISMOスポーツオイル

NISMOがレース活動で培った経験を活かし開発されたスポーツオイルです。

  • 優れたエンジン保護性能

  • 優れたエンジン高温耐性

  • 信頼のトリプルブランド

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オイルフィルター

オイルフィルターのはたらき

内部に入っているろ紙により、エンジンオイルをろ過し、汚れや不純物を取り除きます。
オイルをキレイに保ち、エンジンを常に快調に保つうえでとても大切です。

放っておくと…

放っておくと…
  • ろ過機能が低下し、加速が悪くなる

点検・交換の目安
ガソリン車は、オイル交換2回に1回ターボ車・ディーゼル車は、オイル交換と同時に交換

  • ※電気自動車はエンジンがないため、エンジンオイル・オイルフィルターの交換はありません。
  • ※詳しくは各販売会社のカーライフアドバイザーにお問い合わせください。

エンジンオイルに関するワンポイントアドバイス

エンジンオイルの交換は半年に1回

エンジンオイルはエンジンの動きを滑らかにするだけではありません。
エンジン内部をキレイにしたり、温度の上昇を防ぐなど、いくつもの役割を果たしています。
さらに、エンジンオイルは走行距離に関わらず酸化劣化をします。
また、通常より厳しい状態(長時間アイドリングの頻度が多い等)で使われた場合、前回のオイル交換から走行距離や期間が短くても劣化が進んでいる場合があります。
エンジンを守るための力を100%発揮させるために、こまめな交換が必要となります。

こんな症状はありませんか?

このような気配や状態を感じたら、エンジンオイルの交換時期かもしれません。
すぐに点検してみましょう。

  • エンジンオイルをずっと交換していない

  • エンジンがパワーダウンした気がする

  • エンジンオイルを見てみたら、色が濃かった

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