ダットサンブルーバード1600SSSクーペ

3代目ダットサンブルーバード・510型は1967( 昭和42)年8月に発売されました。初期のボディバリエーションは2 ドア/4 ドアセダン、5 ドアのワゴン/ バンで、エンジンは当時新開発の直列4 気筒OHC・1.3ℓのL13型と、SSS(スリーエス= スーパースポーツセダン)グレードに搭載される1.6ℓのL16 型の2 種類でした。ハイウェイ時代を象徴するようなシャープなスタイリング、高い基本性能と実用性が大好評となり、約5 年間でグローバル販売累計155 万台以上の大ヒットとなりました。1.6ℓの2 ドアクーペシリーズは、デビュー翌年の1968 (昭和43)年11 月に追加されています。510 型は1970 年(昭和45 年)にセダン1600SSS が第18 回東アフリカ・サファリラリーで総合およびチーム優勝し、その優秀性を世界にアピールしました。このクルマは、100ps のL16 型ツインキャブレター仕様を搭載したSSS モデルで、シリーズの中でも特に人気を博し、SSS はブルーバードの代名詞として親しまれます。ボディカラーは、優勝したサファリラリーをモチーフにした「サファリブラウン」です。