Z-Carの父 片山豊氏 インタビュー

240Z(日本名:フェアレディZ)をはじめ、多くの日産車をダットサンブランドとして米国に広めたことで知られる、米国日産初代社長の片山豊氏。今年で105歳を迎えた彼に、日産80年の歴史や、Facebookファンから届いた質問などを伺いました。
たいへん貴重なインタビュー映像を、全3章にわたってお届けします!

  • 第1章「クルマ会社をはじめる?そりゃ、おもしろい!」
  • 第2章「日本初のモーターショーを立ち上げよう」
  • 第3章「片山氏の考える“人とクルマの素敵な関係”」

第2章
「日本初のモーターショーを立ち上げよう」

東京モーターショー シンボルマークの意味

「第1回 全日本自動車シヨウ」のシンボルマーク

1954年に開催された「第1回 全日本自動車シヨウ」のシンボルマークに使われた、ギリシャ神話のような、たくましい青年の姿。なんとこれは、ショー立ち上げ当時に、片山氏がデザインしたもの。青年の左手は“走る”力を、右手は“止まる”力と“曲がる”力を意味し、体全体でクルマを表しているそうだ。このマークは、現在の東京モーターショーにも引き継がれ、使用されている。
ちなみに、第1回開催には、267台の出展車が集まったそうだが、そのうち乗用車はわずか17台、残りはトラックやバスだったとか。初開催にも関わらず、約55万人の来場者がつめかけ、ショウは大成功を収めた。